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instant karma デモ音源

メンバが新曲を持ち寄る時、ギターだけを伴奏にした弾き語りの曲だったり、
ある程度のリフやアレンジを指定した多重録音だったり、
メロディー無しでコード進行だけだったり、
弾き語りでもリズムだけは指定したり、シンコペーションまで指定したり、歌詞がなかったりします。
それをバンドとして練り上げ、作品に仕上げるのはオリジナル・バンドならではの醍醐味です。
既存のソロの多重録音作品などの完成された曲の提示であっても、
バンド編成やメンバのテクニックや志向にあったアレンジに変えますし、
ライブ向けに構成やアレンジを変えたり、時にはメロディラインさえ変えたりします。
ここでは、メンバが持ち寄ったときの音源を公開することで
その片鱗を体験して頂きたいと思います。


demos
Distance(motif 1) tetyam
WMA 700K
tetyamがインスタントカーマ用に書き下ろしたプログレのデモの初期バージョン。
テーマのリフ・ラインとAメロの原型があるのみで、あとはイメージのコード進行が延々と続く。バンドでリハを行うが、あまりに抽象的過ぎてまとまらず、半年以上放置される。この段階ではあれだけドラマチックで重厚な曲になるとは思いもよらなかった。このように、teyamは比較的ラフなイメージを提示することが多い。
Distance(motif 2) tetyam
WMA 1.2M
未完成のプログレに、tetyamが新たに展開部のドラマチックなメロディを提示。
この段階である程度目処が立ってtaka-pが持ち帰り、数々のモチーフの中から使えそうな部分を取捨選択し構成し、そこにセンチメンタルな歌詞を乗せ、歌詞に合わせてメロディを修正。mitchもコード進行を一部変更する。以降はバンドでのリハを重ね、構成やアレンジを練り上げて完成に至る。
上海Moonlight mitch
WMA 1.6M
mitchが中国に出張したときにインスパイアされて、インスタントカーマ用に書き下ろしたエスニック・プログレのデモ。
構成の骨子や歌詞、リフ・ラインは既に練られており、デモ・バージョンを尊重するが、バンドでは5人編成向けにアレンジを練り直す。編成の都合上、エスニック色は多少薄れ、構成上の強弱も大きく変わる。また、あまりに長尺だったため、構成を一部変更し短縮する。
Silent Majority taka-p
WMA 1.1M
taka-pが9.11の無差別テロにインスパイアされて、インスタントカーマ用に書き下ろしたアップテンポなメッセージ・ソングのデモ。
構成の骨子や歌詞、リフ・ラインは既に練られており、デモ・バージョンを尊重。ただしメンバのテクを考慮一部簡略化、また5人編成向けにアレンジを練り直す。未完だった間奏となるミドル・エイトとエンディングを構築する。
ミドル・エイトは後に短縮したポップ版も作り、ステージ構成により使い分ける。
不思議なパズル
(コーラス・デモ)
mitch
(tetyam)

mp3 2.7M
ボーカルのtaka-pが急遽ライブに出られなくなり、残りのメンバの代理ボーカルでもそれなりに聴ける曲をということで「不思議なパズル」をセットリストに加えた。作者であるtetyamのボーカルでリハを行ったが、どうあがいても非力でアラが目立ち、単独では有料ライブにとても耐えるレベルではない。そこでmitchがコーラスアレンジを加えることになる。
普通に並行ハーモニーを加えるだけでなく、主旋律とは全くメロディの異なるセカンドラインを考案。その出来と効果を客観的に判断すべく、1992.12.20のテイクにセカンド・ボーカルを足したデモ・バージョンを作成した。それがこれである。
tetyamが大いに気に入り、以降のライブではこのセカンド・ボーカルを加えたバージョンに統一。

                                           

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